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LIVE REPORT

佐賀~東京~シカゴを結ぶブルース 佐野マサル東京ライヴにPANTAが登場

2018年3月21日 ライブレポート, PANTAレポート

 

SMF(サガンミュージックフェスティバル)の発起人であり、頭脳警察初代マネージャーの甥に当たる佐賀在住のギタリスト、佐野マサルが3日間東京でライヴを行った。その最終日のゲストとしてPANTAが登場し、ブルースからロックンロールまで呑み込んだようなセッションが繰り広げられたのである。

前半は佐野マサルと松川純一郎の双頭バンド、といった様相のブルース・セッション。松川と尾形慶次郎、小野秀夫の3名は“Proper Job”というトリオでも活動しており、コンビネーションはバッチリ。小野のドラムはジャズの匂いが残る、シカゴ・ブルースが電気化された頃の雰囲気を醸し出しているし、尾形のベースはバンドの屋台骨をしっかり支えながら時折スラップも交えて彩りを添えていく。フロントはふたりともストラトだったが、佐野はやや硬質で歯切れがよく、松川は艶やかな音色で流麗さが勝る、と言った具合に似て非なる個性を打ち出してきた。

お馴染みの「T-Bone Shuffle」やハウリン・ウルフの「Tell Me」といったブルースのスタンダードと、佐野のオリジナル「Totally Blue」「Nasty Woman」が入り混じる選曲だが違和感はない。それは決して演奏が本場のブルースのようだから、などということではなく、この四人が佐賀~大阪~東京~ニューオーリンズ~シカゴまで貫くような独特の訛り、個性豊かなブルースを奏でていることに他ならないからだと感じ入る。

しばしの休憩を挟み、再び4人で2曲ほど演奏されるとスペシャル・ゲスト、PANTAが呼び込まれる。チャック・ベリーのナンバーで、アニマルズやローリング・ストーンズでも知られる「Around And Around」、ゼムの「One More Time」とPANTAが頭脳警察結成以前に親しんでいたであろう、黒っぽい世界が展開する。もちろん「青い烏のブルース」も披露され、佐野・松川のギターがここぞとばかりに唸りを上げた。続けて妹尾隆一郎に捧げた「ロックもどき」、またもやギターバトルが繰り広げられた「悪たれ小僧」、最後には「コミック雑誌なんかいらない」まで飛び出した。

鉄壁のアンサンブルと言うよりも、自由度が高くツボを押さえまくったバンドの音の中で、ギターも抱えず気持ち良さそうに歌うPANTAというのも実は珍しい。ロック屋PANTAのアナザーサイドが引き出されたこの日のライヴは4人に戻ったアンコール、思わずマディが甦ってきそうな「Got My Mojo Working」で締め。PANTAも客席に戻り、楽しそうに盛り上がっていたのであった。

2018年3月8日 四谷ブルーヒート

佐野マサル(g,vo) / 松川純一郎(g,vo) / 尾形慶次郎(b) / 小野秀夫(dr)

guest : PANTA(vo)

<PANTA, 佐野マサル, 松川純一郎, 尾形慶次郎, 小野秀夫>

Around And Around (Chuck Berry)

One More Time (Van Morrison)

青い烏のブルース

ロックもどき

悪たれ小僧

コミック雑誌なんかいらない

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