去年の12月1日にパソコンを買い換えた。ほぼ10年ぶりに買い換えたわけだから、それはそれは縄文時代からいきなり近代へとタイムスリップしたような感じです。
思えば壱号機は内田(筋肉少女帯)からPCクラブというNECの98を譲ってもらい、ネットにもつなげてなかったので、主にギャルゲーなどに勤しんでいたものです。
実はその前にアスキーの雑誌でハイパーカードを使いこなすという企画があって、パソコンのパの字もわからないオレが、Macを使いながら、オレでも出来ますハイパーカードというのをやったことがあるのです。
その時に、いまのようになくてはならないものになるとは夢にも思いませんでした。
そして譲ってもらったPCクラブに遊んで慣れたところで、スタッフのアキ(オレのPCドクター)に付き合ってもらい、秋葉へ行き、FMVのセットを購入したのだった。
購入してすぐ、後楽園のジオポリスでアスキーのパーティーがあり、入るとそれはそれは大勢集まっており、巨大なプロジェクターが用意されて会場内を移動するカメラの映像が映し出されていたのだった。
そしてそのカメラはオレが来たことで、おもむろにレンズを向けられ、質問が飛んで来たのだ。
PANTAさん、パソコンを購入なさったそうですが、何を買われたのですか?
アキに言われるままに買ったのでメーカー名も機種名もわからなかったこともあって、
「・・・・・・あぁ、本体とモニターです」
真面目に応えたつもりだったのだが、回りの爆笑は、オレがかなりウイットに富んだ返しをした強者に勘違いされたことは、マチガイない♪
アスカの声で弐号機起動!というかけ声と共に立ち上がるFMVは、ペンティアム133、メモリー48メガ、HDは付け足して1.6ギガ・・・
それがそれが、昨年末に購入したマウスコンピューターはペンティアム4であり、メモリーは128MB、HDDは40GB。OSもWin2000、Meの時代を飛び越していきなりXPだよ♪
PCの1年は7年に相当するということで「ドッグイヤー」という言葉で称されるが、これほどまでに進化したのか・・・そして安価になったのかと感無量なものがある。
永六輔さんに言わせれば便利ってホントにいいものかということになるんだろうけど、最初は劇的な速さに驚きもしたが、その分ソフトの容量も大きくなっているので、もうすでに遅いなぁと慣れてしまってきたのが恐ろしくもある。
そしてアナログ回線のままISDNも知らずに、またまたいきなりADSLになってしまった。
デジタル回線にしてISDNにした人は、さぞ悔しがっていることだろう。
一時期はPaw(SONY)というチャット島にハマって家を出なくなったこともあったし、音楽ソフトで自分だけのオーケストラを楽しんだこともあったFMVであったが、充分、元を取ったというより、よくここまでもったものだと回りから感嘆の声も上がっている。
何と言っても、あと数回ハードディスクを回したら、おシャカになるところだったんだから・・・・・
(2004年3月)